介護等体験
義務教育課程の学校の教員免許をとりたい場合には、「介護等体験」に行く必要があります。
期間は全部で7日間で、特別支援学校に2日、社会福祉施設に5日が望ましいとされています。
特別支援学校としては、養護学校・聾学校・盲学校などがあげられます。そこで、たとえば
といった、いわゆる学校生活の一部を養護学校の先生方・生徒さんたちと体験します。
「通常の学校」とは違うことも多々ありますが、必要な体験だと(個人的には)思います。義務教育はだれでも受けられるものですから、その看板に偽りがあってはいけない、要するにだれでも普通に授業を受けられる学校でなければなりません。そういうことについて考えるきっかけになるのではないでしょうか。
もうひとつの社会福祉施設は、たとえば特別養護老人ホーム・児童養護施設・児童自立支援施設などがあげられます。こちらの方はいろいろなケースがあるようです。
この社会福祉施設での体験内容は、一例として
があります。あくまでも介護等体験であって、介護をするわけではありません。介護は資格を持った職員の人が行っています。
僕自身は、老人ホームで介護等体験をしました。初めは意志の疎通がうまく図れなかったりして失敗もしましたが、昔の話(利用者さんの子どもの時の話とか)がたくさん聞けていい体験でした。自分が住んでいる世界にとどまらない体験ができたと思います。
最後に。当然のことですが、施設で知りえた個人情報については守秘義務があります。もちろん、「こういう体験をしてこう思った」という話はしていいのですが、具体的な個人名などは出さないようにしてくださいね。大学から行く際にも注意されると思いますが、念のため。