アウトリーチ

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アウトリーチって?

アウトリーチ(outreach)の原義は「手を伸ばすこと」です。科学技術の分野では研究成果を一般に知ってもらうこと、というニュアンスでしょうか。

それって「研究」なの?

「研究者って一日中部屋にこもっていて、よくわからない式とかいじってて、世の中の役に立つのかねぇ」というよくある(?)イメージを僕は昔持っていました。 そういう面にある種の憧れを持っていたことも否定はしませんが、今でもそう思っている方がいるのは事実なわけで。

自分自身が研究をするようになって感じたことは、そういうイメージは半分間違いではなかったことです。 「難しいことだから、わかってもらえないだろう」、そう考えて研究する側自身がそのようなイメージを作ってしまった面もあるのかもしれません。


でも、まずは興味を持ってみるところから始めてみない?それから道のりは遠いかもしれないけど、何か新しいこともできるのでは?


何事も興味を持つのが大事です。高校生のとき、とある進学教室でバイトしていたときに数学を教えていました。彼らの中には数学嫌いも多いけど、全く拒否するわけでもありませんでした。 むしろ、点数や時間の制限さえなければ面白いと感じてくれる子もいました。上のポリシーはそんな彼らに数学を教えるにあたって心がけていたこと。 いま、この精神がアウトリーチで生きてます。

確かに、研究している内容は難しいです。でも、食わず嫌いになるんじゃなくて、少しかじってみたらいいと思います。かじってみておいしいと思ったら、もっと進んでもらえればうれしいです。僕らはいつまでも研究できるわけではないし、確実に若い人たちが主役になる時代は来るわけだから、そのときの主役を見つけておかないとね(^_-)-☆

どんな活動してます?

太陽惑星系電磁気学講座ではDagik(DAta-showcase system for Geoscience In Kml)というプロジェクトを行っています。 地球科学データをGoogle Earth上に簡単に表示するための仕組みです。このデータがプロットされた地球を半球に投影して、自分の手や体で動かしてみる展示を 「Dagik Earth」として行っています。科学館での展示・授業での利用などが行われています。

たとえば

機会があれば自分の手や体でDagik Earthを動かして、答えを見つけてみてください。




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